【勝手に感想】#1映画GANTZ:Oを見て、カタルシスをカタル。

GANTZ大ファンのナックです。

趣味で勝手に映画レビューを書いてみます!

ネタバレ、あるので、これから見る人は読まないで、映画観た人だけ読んでね!

実写版、GANTZに続きまして、CGムービーで「GANTZ:O」が映画化。
そして、先日レンタルが開始されたので、 
シンゴジラ カタストロフィまでの繋ぎとして観てみました。



良かった点。

①圧倒的映像美。

最新CGって、もはや実写超えてますね。おかしな話ですが、SFなんで、アニメ、漫画の映画化は、人間ナマ(実写)で合成するより、
全編CGの方が絶対にいい!

②岡八朗 かっこよすぎる! 



卓球の件、スポット弱いな。空手の通信教育は、卓球のフリがあってこそ!

③100点ボーナスのクルマ、Zガン、ガンダム(パシフィックリム)、強スーツなど、ガンツギアがメチャメチャカッコいい!!



④山崎さん、可愛すぎる。キュン死にする。もう、キュン死にする。


山崎ボブ考察

カット
緩やかな前下がりラインのグラデーションボブ
カラー
自毛を活かしつつ、11レベルNB系でトップ、バングにグラデーションカラー。
カラー放置しすぎで毛先ナチュラルグラデーションついた感をだす。





悪かった点。

加藤へっぽこすぎ。

まず兎に角早よ撃て。

ゲームセンターの子供でももっと撃つぞ。これあるんだよなー。日本映画には。本当に多い。日本人は本当撃たないよね。

そして状況の飲み込み遅め。

そしてそれまでの心の描写足りないのに、尺の関係で急に飲み込む。


山崎さんも、山崎さんや。惚れるの早すぎ。

もっとあったやん。加藤の初心者設定が仇なのかな?なんか、この流れ、惚れますか?
原作の加藤はケイちゃんの為にってのもあるから、ね。最初から加藤溢れ出てたけど…。
息子の為に生きて帰る<加藤助けに行くって事は息子への愛情が薄く感じてしまった。(加藤も。)
俺の知っている山崎さん(加藤)はそんなんじゃない。もっとモヤモヤしてて、もっとジワジワと、もっとどうしようもなく、

「加藤(キミ)が好きやねん。」



風、子供、サイキック師弟、ホスト不在によって、その要素加わってしまい、加藤や西のキャラ崩壊。


そんなに絶望感、地獄感がなかった。

ファーストミッション玉ねぎレベル。

原作の通り、大阪は絶望、地獄と言ってるのなら、せめてそうしてくれ。日曜朝8時にしか思えん。
原作加藤は最初からもっと状況受け入れるのも、戦況判断も、決断もクールだった。頭がキレるのだ。

④最後の岡死亡後から、変えた話を終わらせる為、
ファンにとって大事なシーンをつなげる為、強引な流れ、人の心の変化の表現が雑になる。
まず遠距離狙撃の配置の際、イチャイチャが長い。
イラつく。

早よ配置付けや。

あと、この時のBGMダサい。連ドラかと思った。



まだまだある。

山崎謎の特攻。

原作は「加藤助けたい!」の、もっと必然性あったよ。致し方なかったあの場面、絶望の場面の、特攻だったのに…。見せ方の問題でしかない。

ぬらりひょんへ質問のシーンのスポットが弱い。

私的に、ガンツのストーリーで、ここの加藤と星人との会話のやり取りは、ストーリーを演出している大事な事と、大きなテーマの本質をえぐる。

「お前がそれを質問するのか?」は、原作中加藤はほとんど星人を殺さず、上に送っていた背景がなければ、この言葉に深みが出ない。加藤の戦い方は、大阪編で重要なファクターである。加藤はキラ・ヤマト的なこだわりがあってこそなのだ。

だが、ここでは躊躇しながらも殺している…。
さらに、ぬらが「お前がそれを質問するのか」を言わなかったのは、

もともと地球に住む星人を狩り出したのは、ガンツチームだった訳だから、ぬらにしてみればこちらが被害者である。とも言える。

ちなみに原作はこうだった。(一部省略)
加藤「答えてくれ。何故俺たちはお前たちと殺しあっているのか?」

ぬら「お前がそれを質問するのか」

加藤「わからないのか…もともとこんな殺し合い、誰もしたくないんだ」
ぬら「災害と同じと思っていい」
ぬら「あきらめるほか、ないのだ」
加藤とぬらりひょん。最終決着前、とても好きなシーンです。


あと、加藤、復活後すぐ死にすぎ。笑どんだけ笑

あと、兎に角、全編BGMダサい。連ドラか?(2回目)映像の良さが余計に音が古臭い。ストリングスいらない。無音のほうがセリフが引き立つ。



そう、この映画の演出が、昭和のヒーローもののそれだった。邦画でよくあるエピローグとか、もう呆れてしまいましたよ。そんな適当な設定なら、いらん。ない方がまだマシ。というかなければ良かったかも笑
だって、無理あるでしょ?

終わりに向かうにつれ、それに伴った演出、台詞、キャラ変は、終始不愉快だった。この気持ちの悪さは、GANTZではなくなってしまった、と感じたからかな?
全体のストーリーの半ばを一部切り抜き、短編にするのは難しかったとは思う。
それに伴ったストーリー、キャラなど変更した結果、なんか中途半端な浅〜いSFアニメになっちゃった。そんな風になっちゃうなら、原作通りやったほうがマシだったんじゃない?  

あと、音、兎に角ダサい、ダサいわ。ビックリする。




私がガンツのファンになったのは、奥浩哉先生がイノベーターだからだ。奥先生は今作から全てCGで漫画を描いている。理由は単行本の1巻の巻末に書かれてた気がする。それによって、作品のSF感がストーリーだけでなく、ヴィジュアル的にも出ている。
また、ストーリーの演出が素晴らしく、何度も絶望し、読んでいる私も共に絶望したもんだ。こんなのもう無理だって…! と俺も何度も思ったよ。
色んな角度から絶望が襲ってくるが、でもその度に乗り越える。そこに最高のカタルシスがある。
SFだけど話の生々しさがあって、エッジの効いたストーリーの核心の設定に面白さがあったのだ。

また見たくない映画

でした!

でも一回は見る価値あり。



私の思うアニメの映画化実写、フルCG問わず大切に思うのは
1キャスティング
2脚本
3演出
ですね。原作のストーリー、演出、キャラクターが良いからヒットするわけで。映画化にするにあたってザックリ言うと120分にする為に、ストーリー削ぎ落として、改変して、キャスティングしてるんだと思います。なので私はその辺のセンスが合う、合わないで、好きか嫌いか別れるんですが…

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浦和 美容師ナックさん【オフィシャルブログ】

今はサボテンのことや、へっぽこ先生について書いてます。私は美容師で、お客様を笑顔で溢れる雰囲気にします。また、浦和からソフィスティケイトなオシャレで素敵な女性を輩出し続けます。尚、タオルのレンタルサービスは行っておりません。